2013年5月29日水曜日

芝を育てる時の土

庭の植物が分からない…
庭の土の見に行く仕事が増えると、そこで育っている植物の管理について聞かれることも多くなってきます。
自分では食べられる植物(野菜や果樹など)以外、ほとんど育てて来なかったので、それらについての知識があまりなかったので、専門の方に教わる機会は貴重です。
基本的に植物なので、そこまで大きくは違いませんが、管理の仕方などはやはり専門知識が多く、分からないことも多くあります。


先日はわりと多くの家で植えられている芝について、聞かれたのですが、品種から育て方、肥料など、刈り方など、知らないことが多かったので、近くの専門家を尋ねて教えて貰って来ました。



芝の環境づくりについて
まず芝生について尋ねてみると、日本では芝生文化がなかったので、芝生の管理の仕方が全く違い、競技場などですら、まともに管理されているのは少ないのだそうです。

例えば、学校の校庭のように硬く締まったところに芝をはっても、上手く育たないだけでなく、競技中に滑ると怪我をするようなことも多いのだそう。
こんな所では育たない?
イネ科の管理と同じ?
芝はイネ科、稲やトウモロコシ、小麦などの仲間と考えると、根を張る環境が多少違うかもしれないけど、同じような管理なのかもしれないと想像していた通りでした。

普通は砂をメインに使って芝を育てるのだそう。それに加えて窒素肥料は欠かせないのだそう。芝は品種によっては、いくらでも吸ってくれるから、反応は早いのだそう。


芝を育てる
初期の状態を見せてもらうと、確かに砂で有機物がほとんど含まれていない。
この状態だと、栄養を保持する力は、ものすごく低い。英語圏で家庭での芝生の管理が水の大量使用や、窒素などの流亡の問題を起こしている。そういう話を聞いたことがあったけど、砂ベースだと確かに起こりそう。


育て方や管理の仕方については、意見はないけど、初期の土についてはもう少し改善の余地があるように思う。ゴルフ場、家庭の庭、企業の敷地や、道路など様々な所で目にする芝の初期状態を変えると、窒素肥料の使用を抑えたり、回数を減らしたりなどは可能なように思います。

新しい芝管理=土管理
芝が好むであろう土の状態を作ってみて、それをしばらく管理してどういう反応を示してくれるかを見てみようと思います。
いくつか本や資料なども調べて見ようと思います。



人の皮膚と芝
芝の管理について聞いていたときに一つおもしろい話を聞きました。
ゴルフをしてる様子を見ていると、ショットと同時に芝が削れて飛んでいく様子を目にします。その時に芝は先日読んだ「傷はぜったい消毒するな」という本にあった、人の皮膚の傷が治っていく様子と同じように、修復しているということだった。

植物も、人も、土もその他の生きものも、同じような働きをしていることの多さに驚く事が多い。こういう風に気づいていくこと、知っていくことは面白い。
きっとこれを土に置き換えて考えると、何か同じような働きが起こってるんだろうな。
どれが似た働きか考えてみたい

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