2012年9月23日日曜日

草から土へ

土種で展示
森の集いというイベントに「土種」で在来種と土の展示で参加してきました。


草木、土に還る
草や枝葉、粉砕した木などのコンポスト化は、土づくりを始めた当初から取り組んでいることの一つですが、実際に見に来てくれた方以外には、いまいち伝わりにくいものだということを、最近指摘されて気づきました。

そこで、今回の出店で初めて、
1,原材料(草、枝葉、ワラなど)
2,原材料が変化した姿
3,それが完成したもの

この3つを持って行って、並べて見て、来てくれた方に見てもらったのですが、その反応がすごく面白いものでした。


素材からの変化
まず最初に、原材料。今の時期に多いのは草、細い枝(葉つき)、ワラなどですが、見た感じは写真の通り。これは良く見かける姿だと思います。
これらはゴミ袋に入れて捨てなくても、簡単に土に戻すことができる素材です。
原材料
続いて、変化している途中です。全体的に白っぽく変化している所で、まだ初期の状態です。これが進んでいくと最後には

途中経過

そしてこれが最後の状態。写真では分かりにくいかもしれませんが、原材料が何だったのか、枝などが残っていて少し、痕跡はありますが、土のような状態にまで戻っています。こういうふうに変化していきます

できあがり
こうやって変化させていくのに何を入れたのか?ということを何度も聞かれましたが、特に何も入れていません。人間が作った特殊な何かを入れなくてもただ、狩った草を重ねて置いておくだけでも変化していきます。

ゴミ袋に草を詰めて捨てている光景を、今の時期によく見かけますが、ゴミとして捨てなくても簡単にリサイクルすることができます。そしてその為に特殊な施設や、資材などは不要です。



参加での驚き
こうやって実際に見れる形にして伝えるということをしないと、なかなか伝わらないんだということを改めて痛感しました。

今回、自然農法や、有機農業されてる方が興味を持ってくれたのは嬉しかったのですが、実際にこの様に変化していくのを見たことがなかったという声が多かったのには驚きました。
そういう形で土にふれる方でも、見たことがないという事であれば、一般でこういうものをリサイクルしようとする動きが出ないのも頷けます。

今回、森の集いで展示という形で参加して、これから伝え方をもっと変えて行かないとなということを考えさせられました。 


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