2012年7月11日水曜日

ハワイの自然環境

ハワイの自然環境

ハワイは、自然環境が豊かで、海がきれいから世界中から観光客がやってくる。

ハワイには、今回の滞在が初だったので、イメージしかなったのですが、思っていたイメージと違ったところが、かなり多くありました。

イメージのハワイ

こういうイメージ

  • 海がきれい、山などの自然環境も良い
  • 自然由来の資源が多い(食べものや木など)
  • 生物多様性に富んでいる


実際のハワイ(個人的な印象ですが)


海の反対側は山も削られ家が建ち、森などの自然環境もあまりない?(ホノルル)

  • 海は確かにきれいけど、山やその他の自然環境は、それほど豊かではない
  • 食べものの自給は少なく(10%程度だそう)木などもそれほど豊かにはない
  • 生物多様性が思ったほどない。
背の低い草の間にマメ科の木がぽつんとあるような環境(ダイヤモンドヘッド)



主観がかなり多い上に、まだ行った場所が限られたエリア(オアフ島のホノルル周辺のみ)なので、言い切ることはでないですが、日本と比べて、そういう傾向はあると思います。。

・オアフ島(ホノルル周辺から)
海は確かにきれいです。しかし、海側ではなく、反対の島の方を見てみると、山には木がほとんどなく、家が多く建てられていて、緑がかなり少ないです。

・年間降水量を調べてみると
東京(1400mm)
ハワイ(ホノルル 559mm)
このように、オアフ島のホノルルに関しては、降水量が少ないので、私たちが開発した後、あまり上手く自然が回復しないように見えます。降水量が多い他の島の方が自然は豊かなのでしょう。

降水量は、土の状態にも、大きな影響を与えます。

木の根もとのマルチとして使われてた、粉砕木材。ほとんど分解の気配なし(それほど古くはないですが)

・水が少ない環境での、土の反応
草や木などが、育って残る有機物も、水が少ない状態だと分解されにくくなるので、循環させる形も、日本とは違う形が必要になると思います。
もちろん、土が良くなっていくスピードや、生き物や微生物の活動も、水という制限がかかった状態では上手くいきません。

雨という形での、水の供給が少ないことと、食料の供給もつながりがありますし、生物の多様性もつながってきます。

おそらく人間が入ってくる前、原住民の方々が暮らしていた時であれば、問題なかったのでしょうが、これだけ多くの人が、世界中から集まってくるようになると、乱開発によって、生態系は大きく破壊されてしまいます。
一度破壊されたものが、回復しにくいこの環境は、いつになれば回復するのでしょうか


・この環境下での取組とこれから。

日本国内でも、降水量や気候は違ってきます。違った気候下や違った土の場合によって、やはり植物や生きものの育て方は変わってきます。
ハワイの、この環境でどういう風にして良い土をつくっていくのか。
またどういう人達がどういう方法でやっているのか。

これから3週間ほどオーガニックファーム中心に回って見ていきたいと思います。



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