2012年5月29日火曜日

コンポストをつくるときの素材の基本

コンポストをつくるときの素材の基本

前回書いたようにコンポストづくりの際は環境づくりが最も大切。その環境づくりの中でも重要なのが微生物や生きものへの食べ物の供給。彼らが分解してくれて出来上がるのですが、なんでもかんでも入れれば良いというわけではなく人の食生活と同じでバランスが大切です。

人の食生活は意識してもしなくてもある程度昔からの習慣に左右されます。その人が自分で考えて食べるのではなくなんとなくでも日本人であれば「米を食べる」のように染み付いた長い期間蓄えてきた伝統としての知恵のようにコンポストもやはりつくる際のある程度の知恵が必要です。

一般的にホームセンターなどでも堆肥は売っていますがほとんどが家畜の排泄物の堆肥化です。家畜の排泄物の堆肥化とちゃんとつくるコンポスト。これは全く違ってきます。

下の絵はコンポストをつくるときに一般的に良く使われるサンドイッチのような作り方の例ですが、黒い部分(茶色い素材)と白い部分(緑の素材)のバランスが大切と言われています。

茶色の素材
茶色の素材の一例です。ワラ、落ち葉、もみがら、木のチップ、おがくず、竹、枯れ草などこういった素材が茶色い素材に含まれます。どれも固く簡単に生きものが消化出来ない素材であることが共通しています。育つのに長期間かかり、ゆっくりと組織を作ったこういった炭素量の多い素材が緑の素材よりも多く必要です。


緑の素材
緑の素材は若い雑草、芝生、家畜ふん、ぬか、生ゴミ、などこういった分解が早いもので窒素量の高いものを使います。しかし割合的には素材次第で違ってきますが3分の1程度が一般的です。茶色の素材100%でも出来ますが、緑の素材100%ですると多くの場合、虫や異臭など問題が出る場合が多いです。


この茶色の素材は日本中ほとんどのところで有効に活用されていなく、ゴミとして捨てられているところが多いです。兵庫県の南西部では多くがゴミとして捨てられてしまいます。
河川で出るものや、落ち葉、刈った草、木や枝など。これらをリサイクルしてコンポストとして土に返すことは土の状態を長期的に良くしていくことにつながります。



6月後半頃からスタートのコンポストのオーナー制
素材はこの季節の若い草と秋の草と庭の木の枝や葉など。緑の素材は米ぬかなどの予定。
募集してますので参加希望の方は連絡ください。
soilution100@gmail.com(西山)

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