2012年1月15日日曜日

無限のエネルギーを使っての2つの形

自然環境が豊かに生態系が整っているところにむき出しの土はあまりありません。

そんな自然をモデルにした土を保護を農地に行っているところの2ヶ所(別の方法での)を見てみると大きな違いが。

カバークロップ(写真左)
マルチ(写真右)


両方、畝と畝の間のところから取ったサンプルです。背景に麦が生えているのでわかりにくいのですが、2つ大分違った変化を遂げてきていました。


ここは1年以上耕していないところ。踏み固められているところです

右のマルチのところには草(ススキなど)や落ち葉、木のチップなどかなり厚めにひいてありました。

カバークロップ 2011年10月から約2ヶ月
こちら側は10月頃にイタリアンライグラスを撒いた所。

多分歩いてる回数など考えたら左のカバークロップのところの方が多いはずですが、土の構造を見るとこちらの方がが良い。






2011年5月頃から:マルチ

右側は有機物の堆積層がかなり暑く黒っぽい層はありますが、それが層になっています。有機物の表層をどけると固まった粘土が層を作っています。


どちらも表土の有機物の量を増やし、土を肥沃に。植物が育つ際のストレスを減らす環境づくりをしてくれます。
どっちが良いかというのは正解があるわけではなく、何が自分の所で出来る形かによりますが、両方組み合わせることは1+1=2という答えになるだけではなく相乗効果で3や4という結果を出すことも可能だと思います。

一つ一つはシンプルであってもその組み合わせ次第で、相乗効果を高めていくことが土を再生しながらの農の面白いところだと思います

どうしてもいろんな情報に触れるとそれが正解のように思いますが、正解を見つけるのではなく相乗効果が出せる形を見つけて『組み合わせる』ことが何よりこれから、よりよい形を次の世代に引き継いでいくために必要だと思っています。


マルチやカバークロップ何れにしても太陽からのエネルギーを使ってつくったものをベースにしているのでほとんどエネルギーを消費しません。農地に人のエネルギー源としての植物を育てる形は使い方はどちらであっても、最終的にエネルギーの使用(持ち運びや移動)を減らす形だと思います。 植物を土に戻すということは太陽のエネルギーを使った誰でもできる形の一つ 現状使われていないのが本当にもったいないです。


それにしてもマルチと言う言葉は何か日本語で良い言葉を見つけたい。マルチ=黒いプラスチックのものというイメージが何となくあるからだけれども。

刈り敷や敷きわらみたいな感じが良いのかな

何かアイデアあれば教えて下さい。


畝の上でのカバークロップ(小麦、ライ麦)発芽から1ヶ月程度

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