2011年12月12日月曜日

土の再生3ステップ

12月11日昨日は土のワークショップ@相生市のブックカフェ、トキシラズでした。


内容を変えてから最初から最後まで話すのは今回が初だったんですが、予定より時間が長くかかってしまって2時間を超えてしまったので参加してくれてた方を交えてのワークショップ形式が出来ずじまいでしたが、参加してくれた方のアンケートを読んだら内容はかなり伝わったようでとても良かったという声が多く良かったかなと思います。

なかなかやってみないと改善点が出てこないので、もっと色んな所でやりながらフィードバックももらって行きたいです。

美味しさは土から @トキシラズ
色々とフィードバックを貰った中でここでも伝えておきたいことをいくつか返答しておきます。

具体的にどうやってということについて
一番多かった要望が、もっと具体的にどうやれば良いのかを聞きたかった。
という要望でした。

確かに来てくれる方が求めているのはどうやって(How to )を知るためというのが大きくあるとは思いますが、あえて「どうやって」ということを最初は具体的に伝えない方が良いと考えています。

有機農業、自然農法、またその他数多くの農法がありますが、どれも共通しているのが、どうやってやれば良いのかということに対しての回答を提示するということはされていると思います。

ただ、自然との関わりが強い農の分野でただ一つの正解はないと思っています。ただ一つの正解を提示してしまうとそれ以外をシャットアウトしてしまうことも多く、そういうケースではただ一つの正解が足かせになることも多くあるのを色んな所で見てきましたし、聞いています。

具体的にどうやれば良いかという前に、まず絶対に知っておかないと行けないと思うのが、自分の所の現状、土や環境を知ることです。これをせずに一つの回答を探してそのままやってしまってもうまく行かないことが多くあります。

そしてその次はどのような状態を作りたいのか。理想の状態を考えること。
その次に、現状から理想の状態に近づけるために今身近なもので何が使えるだろうかということ。

1、土や環境の現状を理解
2、理想の状態はどんなものか描く
3、現状から理想に向けていくために身近なもので何が使えるか。

この3ステップがあって、その次にその身近なものを「どうやって」使うかという考え方が必要になってくると思います。 そうしないと、身近に使うことができるものが溢れているのに遠くのものを買う、使うということばかりに目が行ってしまうと、サステイナブル(持続可能)ではなくなり、「どうやって」のモノカルチャー(単一思考)のような状態になってしまいます。 

確かにこれを考えることは難しいとは思うし、すぐに誰でも出来るわけではないしやっぱり基礎がないと難しい所なのですが、これなしの解決策を提示というやり方には地域差、個体差(土や環境など)人や資源の違いなど色んな違いに対応することができないので大切だと思っています。

なので最初の話は「土がなぜ大切なのか」ということを提示する事を中心にしています。いろんな人の回答も提示してますが、一番大切なのは、それをすることの価値を知ってもらって、できることからやってみよう。と感じてもらうことだと思っています。



今回のワークショップをやってみて、一度で伝えきるということは不可能ということが改めて分かったので要望も多いですし、やはり継続して何回かのコースのように、定期的に伝える場を作るのは必要だなと感じてます。

来年辺りから土の教室計画して少しずつでもやっていこうと思います。


ブログやツイッターなどでも感想を少し書いてくれていたので少し紹介を
土作りの想い(太陽と野菜と土と・・・ちょこっと虫も)
http://goo.gl/kG8ot
Happy Day おいしさは土から

ありがとうございます。

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