2010年11月10日水曜日

自然から学ぶこと

ある科学者がこんな実験をした。
桶に一定の土を入れて、それに木の苗を植えた。5年後に
木をはじめの苗よりも90キロ近くも重くなっていたが、土はわずかに0.45~0.9キロしか減っていなかった。
ではどこから木はどこからこんな重さを得たのだろうか?
生長の間に使われたのは、太陽と空気と水である。だから木が枯れると土から直接得たものだけではなく、自分でつくりだしたものも新たに土に供給することになる。
植物はさらに土を肥沃にする。だから何か植物を育てて土に養分を戻してやるほどいい方法はない。

自然農法の考え方に一番大事なところでしょうね。
草も生えないところではうまくできない。
収穫量を最大限にしようとするのとはやっぱり反対でしょうね。土中の栄養素の維持をしていくならやっぱり収穫は適量にしていくべきと言ったところでしょうか。


死は新しい生命をつくりだすための、自然の妙技である
ゲーテ
  • 種が発芽し、植物が育ちそれが朽ちていく。生産者としての植物
  • 生産者んである植物を食べて生き、そして死んでいく消費者としての動物や人間などの生物。
  • そして朽ちた植物や死んだ動物などを分解して土に還していく役割を果たしている分解者としての菌やバクテリア等の微生物たち 
それの積み重ねで今の植物や動物がある、農に関係するすべての人が学ぶべき。そして完璧な答えが永遠に見つからない自然の叡智ですね。

土を「あやす」ことは、地球との最高の関係を築くための身近にありながら隠れた秘密でしょうね。
ヴァンダナ・シヴァ
あまりにも自然と離れすぎた、その反動が農ブームになったんでしょうか。経済主義の時代がいつまで続くか分からないけど、日本で暮らしていくなら、未来を考えると経済のみに頼る生き方は大変なんじゃないでしょうか。
何がいいかは分からないけど、自然なことが一番。じゃないでしょか

モデルとするべきな「土づくり」の秘訣は、自然の草原や、森、河原などを見て、そこで「どのように土が作られているか」を見ること。そして疑問を持って調べること。土づくりの全てはそこにあります。
Janine Benyus: Founder, The Biomimicry Institute
師匠とする農家さんがいるのはいいことだと思います。でも誰もがベストの答えを持ってるわけじゃないんじゃないかと思います。一番うまく土づくりをするのは、間違いなく自然。
見るべき、一番の師匠にするべきなのは自然たちじゃないでしょうか。
あとはそれをどう、はたけや田んぼで再現していくか。

山に行って土を泥棒してくるのは最悪ですが…(結構多いけど…)



"生まれてから一度も、他にはかえがたい「自然の土にさわる」経験がない子供たちが大勢いるんです。子供たちはそれを必要としてるのに。子供たちはそこにいるのが大好きなのに。
 
アリス・ウォーターズ:Founder, The Edible Schoolyard

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