2010年8月10日火曜日

なぜオーガニック? ライフスタイルとしての農業

今日、チヨちゃんの野菜の岡野さんと話をしていて聞いたことで、有機農業をやっている農家さんが集まってファーマーズマーケットをしていた時のお昼ご飯がマクドナルドだったという話を聞いた。

それ以外にも、カップラーメンばかり食べている有機農家さんの話やら、それ以外にもジャンクフードばかり食べている農家さんの話を聞いて。気になることは

「なんでこの人達は有機農業をしているんだろう?」
ということ。

確かに思い返してみると、オーストラリアでオーガニックの農業をやっている人であった人の中で、マクドナルドやジャンクフードを好んで食べている人はいなかった。むしろそれとは反対に、オーガニックのものを選んで食べていた。ただオーガニックというだけではなくできる限りローカル(地産地消)のものを買う。知っている人と物々交換。ほとんどの食べるものは誰が作ったか、誰が育てているか知っている。

そんなものばかり食べていたし、それが当然でしょうというような感じのライフスタイル。
だから自分が何かを育てるときは、毒で虫や生き物、微生物たちを殺す農業ではなく生態を考えた、薬を使う必要のない農業。それをやっていた。自分たちがしたいし、そんなものを食べたい。それに将来のことも考えて。いろんな理由はあったけど、それがライフスタイルになっている人がやる農業はオーガニック。

日本ではどうか。そこまでこだわってやっている人がすごく少ないような気がします。

コーラを飲んだり、マクドナルドで食事をしたり、確かにその人の勝手と言ったら勝手ですが、そんなものと自分たちが育てているものと同じレベルなの? ということに疑問がわきます。

有機農業をやる人は、始めるときになぜ有機でするのかというときに理由をつけて始めたはず。なんで始めたのか。理由がはっきりしていないからか。ライフスタイルがオーガニックな人は限りなく少ないように思います。



2000年頃。ITがこれからの流行だと思うから、そんな感じで事業を起こしたらどうでしょう。

確かに流行に乗って、時代の流れに乗ったら一時的には上手くいくかもしれません。でも今のように飽和状態になったらどうでしょう。

それと同じようなことが農業においても言えるんじゃないでしょうか。

単価が高いから、付加価値がつくから、薬を使いたくないから。そういう理由も当然あってもいいとは思いますが、もっと根本から変えて。
自分たちが作ってるものはここが良い。例えば…
という話をいくつも持っておかないと行けないように思います。

なにより自分自身の健康に一番気をつけて、売っている本人たちが健康で、この人から買ったら私たちもこんな元気に健康に、いい体になれるかも。

というようになるくらいになれば勝手に売れるんじゃないでしょうか


そんな風にこれからの農業をやる人はライフスタイル=自分のやる農業というふうになればまた変わってくるんじゃないでしょうか。

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