2010年5月23日日曜日

昔の人の堆肥づくり方法 - 嫌気発酵-

この間、珍しく? あまり見かけない光景を見ました。小さい畑ですが、自分で堆肥づくりをしている人がいました。そんなに大きな畑ではなかったけど、当然のように毎年作っていると言う85歳の方。

今では堆肥など作る価値ないと思われているような風潮があり、作るより買った方が。というふうになっているように思います。
でもJAや市や町がやっている施設を見て、それ以外の企業がやっている堆肥も見てきて本当にちゃんと出来ている堆肥というのは皆無に近いくらいないのではないかと思う。それだけを使って栽培したら本当に良いものが出来る理想の堆肥。それがないのが現状。もしあれば虫食いで困って,毎日毎日,朝夕の2回も虫取りを手で取るというような現状はないんじゃないかと思います。

だからこそ堆肥は自分で作らないといけないのでは?

市販の堆肥を購入しても良いとは思いますがそこからもう一回時間をかけて完成させてから使うのがいいでしょう。もしくは土に混ぜて2ヶ月以上おいておくか。



現状の堆肥は家畜糞の処理をしているだけのものが多く,その家畜のエサと言ったらひどいもの、栄養をないものを食べてストレスいっぱいの生活を送っている家畜の糞が良いわけがないですね。もちろん薬や抗生物質、ホルモン剤など色んな汚染がありますし。
良い面があってもマイナスも多いので、自分で作っている人を見ると嬉しくなります。




昔からこの方のおじいさんがやっていたと言っていたのでそういうものも残っているのも珍しい。

せっかくなので教えてもらってきました。

作り方は、まず雑草の薄い層を作りその上に米ぬかを撒く、そして水をかける。そしてまた雑草を薄くひく。その上に米ぬか。そして水。その繰り返し。



そして層を作るたびに踏んでおかないとダメだとなんども言われました。

嫌気性菌による分解をして、その後畑にすき込むそうです。なんだか、中国もそうですが、日本でも一部、嫌気性分解のみの堆肥づくりが昔行われていたようですね。なんでなんだろう?

昔は米ぬかではなく、自分のところで飼っていた牛の糞を使っていたそうですが、今はないので米ぬかにしたそうです。

すごく不思議なんですが、この辺りの農家さんは昔から嫌気発酵を使って堆肥づくりをしていました。そして完成形はと言うとまだ草の形が残っているような状態で完成。
不思議だ。なぜか共通して嫌気発酵させていた。味噌などもそうだからかな? 

昔の人がなぜ嫌気発酵を行っていたのか。その意味を知りたいですね。

通常、好気発酵させるほうが良いのですが…



でもまあ貴重な事を教えてもらえました。

ちなみに積み終わった形はこんな形



ありがとうございました。

1 件のコメント:

  1. 農で3年目です 野菜作りの前に土作り 野菜作りとは肥料「家畜糞 3第栄養素 科学肥料」を入れて野菜作り 土作りとは家畜糞 籾殻 雑草など自然な物で土作り 完璧に近い土には堆肥は要りません ただ野菜と野菜の隙間で土作り 3年目の挑戦です。

    土管で嫌気性菌で「家畜糞 籾殻 雑草 その他」醗酵させ水をいれ液肥の原液をつくり50倍で堆肥つくり 1000倍の水を掛けて上げます 効きますよ。
    格言 土壌の細菌(海水のバクテリア)と仲良くしょう

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