2010年3月4日木曜日

樹木管理の違い


多くの公園などでは、木は落とした葉っぱも全て取り払ってしまってカチカチの土にはえています。元々、落ち葉を落として自分で循環をつくり栄養素もそれで取れるようにしているのに全て盗られてしまっています。
そしてそうやって盗ったものはどうするかというと焼却処分です。
なんと勿体無い。焼却処分するなら落ち葉や雑草は堆肥づくりに欠かせないもので集めるのが大変なので欲しいですね。それに毎年何も得ることが出来ずむき出しの、それもカチカチの土の状態にさらされている木がかわいそうですね。
姫路の駅の近くの道路沿いの木です。↓
こういう所ばかり。何もない。土も痩せた土で、ただあるだけ、支えているだけ…
オーストラリアでは水や雨が少ないからかもしれませんが植林された木は必ず、木のチップや落ち葉などでカバーされています。どういう素材を使って、どういう考えでしているかは分かりませんが、ちゃんと循環出来るようになっていますし、そこから落ちた落ち葉も捨てることなく、そのまま放置しています。
見えにくいですが道路沿いに植林された木です。その周り広範囲に渡って有機物でカバーされています。拡大したのがこれです↓
全てを取り払ってしまう日本の管理方法よりだいぶん良い管理法でしょうね。同じように果樹の植林をする際にはコンポストをまいて、その上にこういった木のチップや落ち葉などをおいてカバーして自動的に水が出て乾燥した地域でもしっかり育つ用に管理してました。
こういったところ一つとっても日本の今のやり方は…どうなんだろうと思いますね。
畑もそうですが日本では何もないこと。むき出しの状態で土が見えることが=きれいなことというような認識になっています。全て取り払ってしまう手間もあるし、もったいないことが多いですね。

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