2015年12月31日木曜日

ホームページ


リビングソイル研究所のホームページができました。


http://livingsoil.jp/

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Facebookとも連動させて定期的に更新していきます。

こちらのブログは土の機能や農業、また私たちの生活にまつわる土の話などを更新していく予定です。


2015年3月17日火曜日

熊本での新しい取り組み。旅する大地

農業にも絡む、土を使った新たな取組がスタートしてます。
熊本からこれまでとはまた違った取り組みが発信できそうです。







2014年10月23日木曜日

貴重な資源を燃やすための税金

3年ほど前から国土交通省のたつの出張所の方々と一緒に、地域の一級河川の管理で発生する刈草(堆肥化)と、外来種の樹木の処理を環境に配慮した形で行う取組をしています。



今年度は特定外来種が入ったものは堆肥化禁止?という通達があったため、中断になってしまっていますが、特定外来種も処理出来ていることが伝われば来年度から再開できる可能性も出てきました。



久々に見に行って話を聞いてきましたが、今年度は堆肥化できなかったため、全量焼却場へ。水分を大量に含む71トンの草を焼却したようです。

焼却費用は
1トンあたり15,000円
71トンなので1,065,000円


ゴミとして燃やすだけでこれだけの費用がかかっています(ちなみに今期もう一度草刈があるので、まだかかります)

堆肥化していく中でかかるコスト(人件費、機械などの管理費用)
は予算内で収まるだけでなく、より安い費用で出来るため、余った予算で新たに特定外来植物の駆除などに時間や費用を当てられています。

国土交通省が取り組みを少し変えるだけで、環境や社会に与える影響はものすごく大きいと思います。



土を再生させながら、コストを抑え、環境も改善していけること、実は身の回りにいくつもあります。少しずつ良い方向に変えていきたいですね。

2014年10月18日土曜日

御神木のための土管理


先日、仙台へ出張へ行っていたのですが、その最終日に行った鹽竈神社の植物の状態が良く、丁寧に管理されていました。




兵庫県の姫路市周辺の桜(ソメイヨシノ)は弱っているものが多く、9月中頃にほとんどの葉が落ちてしまっている物が多いのですが、鹽竈神社のソメイヨシノは、姫路より寒いのにも関わらず、まだまだ青々した葉をつけていました。






       



植物を元気に育てるために、土の状態を管理する。
これが普通になれば、神社の境内も、景観も真夏の乾燥に対しても違った結果が作れるでしょう。


2014年10月11日土曜日

弱っていく植物とその理由




家から見える中庭に一本だけ植えられた木が弱っている。
連絡を頂いて見に行って話を伺っていると、毎年弱って枝が枯れていくし、葉っぱが常に病気にかかっているということで、実際に それが見て分かりました。




植えてから6年間、何度か「プロ」に依頼をして何とかしてほしいと思っていたけど、毎回殺菌剤を撒いて、弱った枝を切るだけでよくはならない。






なぜか、その理由は土にありました。
少し掘ってみても全く根が出ていない。深く掘ってみると、土が圧縮されて固まってしまい、空気が通らなく、水も通らない。
さらに深く掘るとメタンのにおい。
空気がほとんど通っていない状態がずっと続いていた。だから根が生育できず弱っている。
今回のケースはこれが一番の原因でした。



植物が病気にかかる、弱っているとき。
病気の原因→虫・菌→原因を殺す ということを行われますが

実際多くのケースが下のような順番で起こっていると思います。
何かの理由で植物が弱っている→生育不良→弱っているから虫や菌類にやられやすくなる→症状があらわれる。

この場合にただ、症状に出ている虫や菌を殺しても、根本的な問題が解決しないでしょう。

本当の原因は何だったのか。それを見極めることが一番大切なことなのでしょう。