2014年7月30日水曜日

国と土

国土という言葉はニュースでも度々取り上げられる。それは大抵、領土に関する話の際においてだけ。
その時、珍しくニュースに取り上げられる土は、広さ、面積などが主な感心事となっていて、機能的な違いや、その土自体の価値に関しては触れられることはありません。

普通に暮らしていると、ほとんど縁がない遠い島で起こっていることは誰もがイメージしにくいこと。国土について考えることはないかもしれない。

でも身近では国土の元々持っていた力を削ぎ、機能をなくし、剥ぎ取り、埋めてしまって使えなくしてしまっている所が多くあります。
人工芝、その下はコンクリート。数年で色褪せる
見た目のために人工芝を張ることは、面積的に変化はないかもしれませんが、水も染み込まず、生物もほとんどいなくなり、同じ国土だったとは思えないものになってしまいます。
面積や領土のことだけでなく、機能が失われることで、まさに国土が死んでしまうような状態になってしまってることをもっと知ってもらいたい。
土が機能を失っても、そこに土があれば、回復させることは出来ます。


小さな畑、花壇、プランターであっても、意識して植物が育つ環境を作っていくことは、意外と「国土を保全」することに貢献してると言えるのかもしれません。

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