2010年7月6日火曜日

クオリティが高い食べ物を目指して

最近Youtubeでたまに海外のオーガニックで面白い情報ないかなと思って聞いたりしてますが、そこでいつもニュースとかテレビ番組とかでもそうですが気になる言葉が出てきて引っかかってました。

それは「High Quality Foods」という単語。

何が気になるかというと、日本で有機栽培のものがハイクオリティの食べ物という認識がないんじゃないかということ。有機は農薬を使っていない安心・安全というばかりで品質が高いというイメージは全くと言ってもいいほどないような気がします。

それどころか逆に虫食いの低品質のものと認識されているんじゃないかとすら思えます。

今,食育の授業をしている学校の先生でも、長い間いろんな所の食材を見てきておられると思うのに,この間こんなことを言われてました。

「正直、僕は西山さんの話を聞くまで、有機のものは、正直,質が悪いと思っていました。」

食の最前線、一番食材を多くさわるであろうプロのシェフとかの方にこういう認識を持たれていたのでは,なかなか普及していきませんよね。

確かに有機野菜は「安全・安心」なものを求める一部の方に向けてのみのもののようになっているように思いますし、値段が高いし見た目も悪い。これじゃ誰も買ってくれないでし,増えていかないですね。

有機農業の運動や提携という形が廃れて行っているのにもこういう問題があるんでしょうね。

本当に品質の高いハイクオリティな食べ物として認識されるようにそういうものを増やしていくことが何より大切ですね。

誰もがオーガニック、有機と聞いたら、高品質のものだ!と思えるような、目で見ても、食べても、触っても、五感全てで普通のものとは違うと思えるようなもの。

安心安全を超えるもの

それを増やしていくことが、70年代に複合汚染や沈黙の春などの後の有機農業運動を引き継ぐようなムーブメントにつながっていくんじゃないかと考えてます。



どこよりも良いものを目指して土づくりしていきたいですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿