2009年12月1日火曜日

なぜ有機農業をするのか?


なぜ有機農業をするのか? と言われて高く売れるからというのが生産者の本音だろう。特に日本を含めたアジアでは有機は売るための道具となっている。しかしヨーロッパでは根本的に違うとオーガニック検査員で株式会社農水産IDの役員である藤井淳生は言う。
「環境を汚染したくない。地下水を汚したくない。だから自分の農場では全て有機で作ります。有機栽培はその人の生きかたでもあるんです。」
それでも、世界一うまい米を作る 危機に備える俺たちの食糧安保 講談社 2009 奥野修司著

これを読んだとき確かにそうだなと思いました。確かに日本でもそういう方もいらっしゃるのは間違いないのですが、そうではない場合も多いのは肌で感じます。そういう生産者の人は話をしていて何か。どこかがおかしいと感じます。


ヨーロッパなどではなぜオーガニックかという事について聞かれると「環境」や「生物多様性」などといった言葉が出てきますが、日本では「安心・安全」が出てくることが多い。

言葉について考えてみると販売の道具でマーケティングの一つの差別化言葉のように思える。

安心・安全だけでは環境を保全するということや生物の多様性をつくるということにつながらない。。
比べてみると下の生産者の方はもっと利益を取れると思ったら、別に有機でなくてもいいことになるから、消費者をだますこともあるかもしれない。
絶対にずっと付き合っていくならヨーロッパに多いような生産者ですね。
僕自身もそうでないといけないなと思います。
目的が利益のみか、貢献なども含んだものか。社会にとって、人にとって、世界にとって、人以外の全ての生物にとってほんもののオーガニックな農業を広げていくことは必要なことだと思っています。
食は人の全ての細胞を作り上げるものでそれ次第でその人がどうなるか決まる。昔から言われているようにこの言葉通りですよね。食は誰もが共通して必要なものです、その食が変われば、目に見えない色んな部分まで変わってくるのではないでしょうか? 

We are what we eat.
私たちはその食べるもの、そのものである!

0 件のコメント:

コメントを投稿