2012年10月10日水曜日

パーランドの土づくり

カフェ・パーランドでの土づくり
近くに出来たカフェ・パーランド。以前にも書いていますが、業者にお任せした土が悪く、植物が育たない環境でした。今回はそれをワークショップ形式で、参加してくれた方と一緒に改良作業をしました。

メインの庭スペース


入り口のすぐ横の木。石で覆われていたのですが、事前に石を除いてみると


他の何本かは根を全く出せず、枯れていった中、この木は根を出していましたが、あまり良い根が出ているとは言えない状態でした。


看板などが出ている道沿いの木。通り沿いでよく見えるところなのでここもきれいに植物が育つようにしたいところ。


ここまでが、ワークショップ前の状態です。



ワークショップ開始
今回は家に庭があって、その庭で何か植物を育てる環境を作りたい方を対象にしていたので、庭の土の環境についてや、どうすれば良くなっていくかを説明をしました。
しかしやはり実際に見てみないと分からないものです

このあたりでは真砂土が多く使われます

庭に出て土の状態と、植物の生育状態について説明。どの木、ハーブどれも根があまり伸びていなく、状態も良くないのが現状。この状態だと肥料で一時的に改良できても、長期的にはまた問題が再発する可能性が高いです。

バジルの根の状態を説明中
ひと通り説明した後は、作業を一緒にして、実際にどういう風に良くしていけばよいかということを体験してもらいました。



庭の土をどういう風に改良していくか
今回は庭の土ということで、畑などとは違う環境でしたので、改良の仕方はかなりシンプルでした。庭。特に店前の庭ということで、畑でやるような改良のいくつかは使えません。見た目を維持しながら土の状態を改良していくために使ったものは

・コンポスト
・マルチ(コンポスト)ー樹木用
・炭
・山の樹木の周りの微生物

ハーブなどを育てるところには
コンポスト+炭を

樹木の周辺には
コンポスト+炭+山の土の上にマルチを


作業が終わったあとの状態

見た目を考えて、ここは石でカバーすることに


メインの庭。バジル→コリアンダー、ルッコラを植える




これで今回の作業は終了ですが、土づくりは一度で終わるわけではなく、これからどういう風にしていけば良いかということを考えることが最重要。基本の環境が出来上がったので、この状態をより良くしていけるように、維持していくことが必要です。

土が良くなっていけば、植物もよく育つ。植物がよく育てば、店の印象も変わるでしょうし、より居心地の良い空間になっていくと思います。

土を考えた庭づくりが普通で当たり前のことになってほしいし、庭を作った時より10年後、20年後の方が居心地の良い快適な庭が増えていってほしいものです






ワークショップ協力
カフェ・パーランド
兵庫県姫路市伊伝居8
TEL:079-225-1770
http://cafe-parland.sblo.jp/


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